「お笑い」って、もしかして
新しい発想を生み出すのに非常に適した環境なんじゃないかなぁ
と思うことがあります。
おもしろいことを言ったり笑いを起こそうとすると、
みんなが考え得るであろう路線から外れたことを考えたり
一般的な目線とは違う観点から物事を想起したり
することが必要になるんだと思います。
これってもしや、既成概念を取っ払ってゼロベースで
新しい発想を生み出していくってことではないでしょうか。
特に小さい会社の新商品開発において、
最も威力を発揮するんじゃないかと思うのが
「モノボケ」です。
*
小さい会社が新商品を考える時は、
今あるものにちょっと手を加えるのが最短距離になります。
これまで誰も見たことがない
全く新しい商品をつくってバンバン売れる
ということができれば本当に良いですが、
現実的に小さい会社にとっては難しいケースが多い。
小さい会社が思いつくようなことは
大抵誰かがやっていることが多く結局二番煎じになったり、
開発費というほどの資金を投じるのも難しいケースが多いでしょう。
また、誰も見たことがない新商品ということは
当然マーケットもできていないはずなので、
需要喚起から始める必要があるため
売れるまでの時間が長くかかりがちです。
こうなると企業体力が求められるので、
零細企業が最も弱い部分で勝負しなくてはいけなくなってしまいます。
今すでにあるものをベースに考えるのなら
マーケットもある程度出来上がっているので
そこにちょっと手を加えることで新たな付加価値をつけたり、
使い方を変えることで新たな需要を掘り起こしたり、
ということができればすぐに売れる確率が高くなる。
「小回りが利く小さい会社だからこそできる」部分で
付加価値をつけることができれば、
大手に飲み込まれてしまうリスクを回避する
「大手参入障壁」をつくれることにもなります。
どんな手を加えるのか、どんな変化を加えるのか、
の発想が大事なポイントになるわけですが、
こういう発想は机に向かってじっくり考えるよりも
オモロそうなことをネタ的にポンポン言い合う方が
出やすいものだと思います。
ここで威力を発揮するのが「モノボケ」だと思うのです。
テーマとなる物があって、それでボケていく。
テーマとなる物はすでに存在するものなので
手を加えたり変化を加えるベースになります。
その物をもとにボケていくことで
既成概念を取っ払った新しい発想につながる
可能性があるんじゃないかと思うわけです。
つまり、ボケが付加価値のタネになるということです。
モノボケって、もしかすると
新商品開発の手段なのかもしれないですね(笑)
コメント