人にはいろんなタイプや性格がありますね。
行動に関して言うと、
・あれこれ考えるよりもまず行動する人
・じっくり考えてから行動する人
・考えすぎてなかなか行動できない人
まあざっくりとこんな感じで分類できるでしょうか。
それぞれ一長一短はあると思いますし、
どれがいい、どれが悪い、というものでもありません。
とはいえ、何か行動を起こす場面になったときに一つ思うことがあります。
それは、
考えすぎて行動できないのも良いとは言えませんが、
かといって何も考えずに行動するのももったいない
ということです。
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「とにかくまず動く!」というタイプの人、
その行動力は大きな魅力ですので大切にしてほしいのですが、
しかしその前に考えておくとさらに良いと思うことがあります。
それは、『事前に仮説を立てる』ということです。
「こういう動きをすれば、おそらくこういう結果になるだろうな。」
ということです。
もし、この段階で想定される結果が良くないものであれば、
当然行動の仕方も見直すことができるはずです。
もし、この段階で望ましい結果が得られそうだということであれば、
行動自体も自身をもってすることができることでしょう。
これらも事前に仮説を立てることの意義としてあるんですが、
仮説を立てることの重要性がさらに現れるのが『結果が出た後』なんです。
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結果が出た後、良い結果にしろ悪い結果にしろ、
「なぜこの結果になったのか」という振り返りが大事になります。
自分が起こした行動はそれだけで経験値になり見識になりますが、
振り返りをすることでさらに充実した経験値になると思います。
良い結果であれば「思ったとおりの結果になったな」となるでしょうし、
悪い結果であれば「どこに問題があったんだろう」と行動を見直すことが必要です。
この「どこに問題があったんだろう」と見直す時に、
事前の仮説があるか無いかが大きなポイントになります。
仮説があれば、事前の仮説と実際の結果を照らし合わすことで、
問題点が比較的容易にあぶり出されます。
しかし仮説が無いと、
どこに問題があったのかすら見つけられないことにもなりかねないわけです。
問題点が分かっているのと見つけられないとの差は非常に大きく、
ともすれば今回の行動が経験値にならずに終わってしまうかもしれません。
同じ失敗を繰り返してしまう人って、
もしかすると無意識にこうなってしまっているのかもしれませんね。
問題点が分からないと改善もできないので、そこからの進歩も無くなってしまいます。
逆に問題点が浮き彫りになれば、次の一手も打ちやすくなります。
事前の仮説があるかどうかで、結果が出た後の動きが大きく変わってくるわけです。
こう考えると、何も考えずに行動するのはもったいないですね。
「事前に仮説を持った上で行動する」習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
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