最大の不安は『次の一手』が無いこと

起業の心得

自分で事業を始めて社長をやっていると、
時には不安を感じて落ち着かなくなることもあるものです。

僕も基本的には普段からポジティブに物事を考えて、
前向きに建設的に動いていく方だと思っているのですが、
これまでに何度か不安が大きくなることがありました。

「なぜ、不安を感じてそれが大きくなってしまうのか」
を振り返ってみると、それが
「『次の一手』が無いときである」
ことがわかってきました。

会社の数字が落ちてきたり通帳の残高が少なくなってきたり
するのももちろん不安を感じることはあるのですが、
どうやらそれが直接の不安材料というわけでは無いように思うのです。

それよりも、数字やお金の問題よりも、
どうやら「次の一手が無い」時のほうが大きな不安を感じているんですよね。

仮に会社の数字が落ちてきたとしても、
「新しい営業手法で挽回する」とか「新商品を投入する」とかいう手があれば
さほど不安を感じることは無いんです。

仮に通帳残高が少なくなってキャッシュフローが厳しくなったとしても、
何かしら現金を調達できる手があれば、落ち着かないようなこともありません。

やはり、いかなる状況においても、
次の一手があるかどうかが
不安を感じてしまう大きな要素であると思います。

 *

そう考えると、健全に会社経営や事業継続をしていくためには、
常に次の一手を持っている状況を作っていく必要があるわけです。

次の一手とは、現時点での課題を解決するための手段であり、
現時点での状況からさらに進化するための行動です。

もっといい商品にするためにはどうすればいいか、
もっと売れるようにするためにはどうすればいいか、
もっとお客様に喜んでいただくにはどうすればいいか、
ということ考え続けなくてはいけません。

つまり、今居る場所で立ち止まっていてはいけないわけですね。

よく言われる「現状維持は後退の始まり」とは正にそのとおりで、
常に変革と進化を続けていくことが必要になります。

それができないと、
「気がつけば転げ落ちていっている」
なんてことにもなりかねませんからね。

 *

自分で事業をやって社長をやると、
毎日『次の一手』を考え続けることになります。

それが楽しくもあるのですが、しんどくなる時もあることでしょう。

しかし、「ホッ」と気を抜くと下降するのは結構早いので、
そこは気をつけておくべきだと思いますね。

日々考え行動し続けることで『次の一手』を打ち続けることが、
社長の不安を払拭することになり、
会社の成長にもつながることにもなるでしょう。

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