ブームに乗っている時はブームに乗っていることを認識しておこう

マーケティングの考え方

時折、世の中に流行やブームが巻き起こることがあります。

思い起こすと、過去いろんなブームが起こりましたね。

古くはボウリングやスキーなどのスポーツから、
ルービックキューブのようなおもちゃ、
ルーズソックスのようなファッション、
近いところでは妖怪ウォッチのようなキャラクター、
ポケモンGOのようなゲーム、
鬼滅の刃のようなマンガ・アニメなど、
内容もジャンルも様々なものがあります。

タピオカのような食べ物もありますし、
タピオカに至ってはある程度のスパンで何度も
ブームが起こっていたりもしますね。

こういったブームが起こると、おそらく
ビジネスチャンスも合わせて生まれているはずです。

ブームが起こっているそれ自体はもちろん大きなビジネスになるでしょうし、
それを取り巻く周辺環境にもビジネスチャンスが生まれるはずです。

そういったブームに乗った商売をすると、
実際のところ関連する商品やサービスは結構売れます。

さして何もしなくても楽に売れます。

それこそ全く関係がなくても、広告や販促をする時に
上手くブームフレーズを使うと売上が上がったりもしますしね。

(名称や肖像等の著作物を無断で使うのは違法なので、絶対ダメですよ!)

*

ブームに乗って事業を拡大するのはチャンスを活かすことでもあるので
コンプライアンスに抵触しなければ上手く活用するといいと思います。

でも、その時に頭に置いておくべき大事なことがあります。

「ブームに乗っているから売れていることを認識しておく」ことです。

流行やブームに乗っている状態は外的要因が大きく働いている状態なので、
本来自分の顧客に対して提供している商品やサービスの本質だけの力ではありません。

それ以上の外的な力によって
幻想のような売上が上がっている可能性が高いわけです。

また、今まで来てもらえなかった客層が来始めるようなことも起こり得ます。

そこで「今はブームに乗っているから売れているんだ」という認識が無いと、
本来の商品が向かうべきベクトルが狂ったり営業スタイルが狂ったりして
ブームの終焉とともに商売が終了してしまう可能性も高くなります。

そんな時でも自社の状況を冷静に見れる視点は持っておきたいですね。

どの部分がブームに乗って発生している数字なのか
どこまでが本来の商品・サービスで作り上げている数字なのか
どれが一時的に爆発している客層なのか
本来の自社の顧客は誰なのか

常に冷静に振り返りながら、
目先の熱狂に惑わされることなく特需は取る
というスタンスを堅持していきたいものです。

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