リスクを支配することで心配と不安を軽減できる

起業の心得

新しいことに取り組む時・挑戦しようとするとき、
リスクについては考えますよね。

「リスクをとってこそ、大きなことに挑めるんだ」
と考える人もいるでしょうし、
「リスクがあることがスリルにもなって
エキサイティングな状況を楽しめるんだ」
という人もいるかもしれません。

一方で、
「リスクが怖い…」
「リスクを考えると、なかなか一歩が踏み出せないよ」
と考える人もいると思います。

ポジティブにもネガティブにも捉えられるリスクですが、
ネガティブに捉えられるケース、
つまり
「リスクが怖くて動けない」
という時は、
まずはリスクを支配してしまいましょう。

「リスクを支配する」
ってどういうことか。

リスクを支配するとは、言い換えると
「様々な可能性を、自分の想定の範囲内に入れてしまう」
ということです。

*

リスクとは不確定要素、
つまり
どうなるかわからない
ことを言います。

「悪い結果になること」のようなイメージ
が強いかもしれませんが、
「どうなるかわからない中で、悪い方向に振れること」
という意味合いで使われることが
多いからでしょうね。

もう少し広く言うと、
良い結果になるかもしれないし
悪い結果になるかもしれない、
結果はどうなるかわからないからリスクがある
ということになります。

このうち、
「悪い結果になるかもしれないじゃないか」
という方に比重が大きい考え方が、
リスクが怖いと感じる人の思考になるのでしょう。

しかし実際のところ、
どうなるかわからないこと自体が怖いわけではなくて、
想定していなかった結果が訪れたときに対処できないことが
怖いと感じる最も大きな要素なのです。

そして、
「どうなるかわからない」
ことに対して、
「こうなった場合はこうしよう」
という対応策を予め考えておくことが
「リスクを支配していく」
ことになります。

もちろん悪い結果になった場合のことも考えておいて、
「最悪のケースになったらこうしよう」
ということを予定として持っておくことができれば
「リスクを支配する」
状態に達することになります。

最悪の状態を受け入れることができれば
一番悪い状態まで想定の範囲内に入るわけですから、
おそらく大抵のことは怖くなくなるはずです。

*

もしも、
最悪の結果になったら再起不能になってしまう
という予定が立ってしまった場合は、
やめておきましょう。

あるいは、
再起不能にならない程度の挑戦にとどめておきましょう。

自分のリスク許容度を超えてしまう挑戦は、
文字通り命がけのギャンブルになってしまいます。

「これはやらない」という決断をして動かないことと
リスクが怖くて動かないこととは、
似て非なるもので雲泥の差があります。

やらないという決断は、
自分の意志として尊重しましょう。

でも、なんとなく怖くて動けないのであれば、
リスクを支配するように努めてみましょう。

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