ノウハウを仕入れたら自分自身のノウハウに加工すべき

起業の心得

「ノウハウ」と聞くと、
どのような印象を持つでしょうか。

おそらく一般的に持たれている印象としては
「何かを実現・達成するためのやり方や手法」
のようなイメージでしょうか。

広辞苑を引くと、
”技術的知識・情報。物事のやり方。こつ。”
と書いてありましたので、
このイメージでおおよそ正解だと思います。

もしかすると、
「即効性が高いワザやテクニック」
のような印象を持っている人もいるかもしれませんが、
これはちょっと解釈に飛躍があるような気がしますね。

しかし実際のところ、
「ノウハウは、即効性が高いワザなんだ」
という認識になってしまっている人が
思ったより多いような気がしています。

要は、「ノウハウ」と聞くと、
反射的に「これだけやれば大丈夫!」
と思ってしまうような人のことですね。

もしこのような認識でいるならば、
中身の薄い高額な情報商材のようなものに
騙されてしまう可能性がありますので、
注意してほしいと思います。

独立するとか起業するとか言うと、
怪しいのも含めてノウハウ系の情報が
どこからともなく集まってきますからね。

*

「ノウハウを公開!」とか
「ノウハウを伝授!」とか
いうキャッチフレーズを見かけることが多いですが、
僕はノウハウというものは
「手取り足取り教えてもらうもの」ではなく
「自分に合うやり方を見つけるための材料」
だと思っています。

ノウハウは、
それをノウハウだと言っている人の
物事のやり方にすぎないのです。

他人が上手くいったやり方であるノウハウを
ただ真似るだけで、
自分も上手くいくかどうかはわからない。

だから、手取り足取り教えてもらうのは
ノウハウの使い方としては正しくないのです。

もしそのノウハウを取り入れるのであれば、
自分に当てはめてみて、
考えながら使っていくことが必要だと思います。

「まずは真似てみる」という
段階を踏んだ一つの工程として真似るのはいいですが、
真似るのがすべてでは無いと思います。

表面的に真似るだけでなく、
その意図や意味を深く考えた上で
自分のやり方を見つける材料として取り入れ、
自分の背景や環境になじませながら
自分用のやり方に仕上げていく
という認識を持っておくべきですね。

他人から聞くノウハウは、
あくまで”その人”が上手くいったやり方であって、
その人の背景や環境にマッチしたやり方
でしかないものなのです。

人の背景や環境は十人十色ですから
そのやり方が自分に合うかどうかはわからないし、
そのままで自分にもピッタリ当てはまるのは
極めて稀なことです。

他人のやり方を完コピするだけで
上手くいくなんてことは、
レアケースだということなんですね。

ノウハウはあくまでその人にマッチしたやり方で
自分に合うかどうかはやってみないとわからない。

そのことをきちんと認識した上で、
最終的に取り入れるかどうかは自分の判断次第になります。

もし取り入れるという判断をするのであれば、
ノウハウはあくまで材料でしかないので
それを自分のやり方に加工して使う、
他人のノウハウを仕入れて自分のノウハウに加工する
という作業を行うようにしましょう。

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