データの意味・数字の意味を考えよう

マーケティングの考え方

普段生活をしていても、
現代においては
数字を見ることがとても多いと思います。

買い物に行くと
「1,000円引き!」とか「20%OFF!」とか出てくるし、
テレビを見ていても
「昨年の3倍」とか「外国の5分の1」とか、
まあいろんな数字が出てきますね。

一般的な日常生活でもそうですが、
自分で事業をやったりビジネスに関わるようになると、
さらにあちこちで数字が出てくるようになります。

会社の売上・利益が何円だったというのもそうだし、
受注案件の成約率・利益率何%なんかもそうです。

あらゆる場面で、
一般的な日常生活とはちょっと違った数字に
関わることになってきます。

だから、
自分で事業をやったり経営者の立場になる人は
数字に強いほうが良い、
というのは間違いないと思います。

さらにビジネスをやっていく中では、
その数字を使ってデータ分析をすることも
ほぼ必須と言っていいほど関わることになるでしょう。

これはもう完全にコンピュータの発達によるもの
と言っていいと思いますが、
データ収集とデータ分析が誰でもやりやすくなったことが
大きな要因になりますよね。

個人事業や一人会社でも
それなりのデータ分析ができるようになった
ということは、時代の大きな進化だと思います。

*

データ分析をやり始めると、
結構陥ってしまいがちな落とし穴があります。

それは
「数字に溺れてしまう」
ことです。

数字を並べて、比べて、こねくり回して・・・
とやっているうちに、
数字を数字としてしか見えなくなってしまう
という状況に陥ってしまうことがあります。

これには気を付けておいたほうが良いでしょう。

数字は結果的に算出されたもので、
その数字が結果として出てくるプロセス
が必ずあります。

ほぼすべての場合で、
人の動きが関与するプロセスです。

そのプロセスには
人間の感覚的な要素も少なからず入ってくること
を決して忘れてはいけません。

「なぜこんな数字になるのか」
を考えることが必要になるわけですね。

人の行動は
その時の感情や環境の影響を多分に受けるファジーなものなので、
全てを端的に数字で表せるような単純なものではありません。

その数字の意味を考えることが
結果にたどり着いたプロセスを読み解くことにつながり、
実のある真のデータ分析結果として使えるものになるのです。

「なぜこんな数字になるのか」

データ分析をする上で
表面的な薄っぺらい分析に終わらせないためには、
結果として表れた数字とその裏に隠されたプロセスを読み解き、
現実の感覚と照合する作業は
決して欠かせないことになります。

データと感覚の両方を見ることを忘れず、
常に数字の意味を考えるようにしましょう。

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