営業するときに気にしておくこと

マーケティングの考え方

独立・起業すると、たとえどんな業種や業態であっても
ほとんどの人にとって切っても切れないのが営業活動です。

営業の仕方はいろいろあってスタイルも様々です。

電話やメールでの営業もあれば直接伺っての対面営業もあるし、
ホームページやSNSを使ったネットでの営業もあります。

また、どんどんアクションを起こしてアプローチしていくような
積極的な営業スタイルもあれば、
アクションを起こしてもらえるような仕組みを作って
それに応対していく営業スタイルもあります。

自分の性格やタイプによる部分もありますね。

これらの中でどれがいいのかというと
「どれが自分に合うのか」ということになるので、
正解は自分で見つけていくことになるんですが。

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でも、たぶんどんな手法でもどんなスタイルでも
気にしておいたほうがいいだろうと思うことがあります。

それは、お互いのバランスを感じてつかんでおくことです。

お互いのバランスというのは、
自分(売る側)とお客様(買う側)
の力加減のバランスのことです。

営業活動の最終局面で成約や受注に至る時の状態を考えると、
このお互いの力加減がぴったり合った時だと思うんですね。

売る側の推しの力と、
買う側の意欲の力との加減です。

売る側の推しの力は、
「商品やサービスの訴求力」
ということになります。

「こういう機能があります」という商品説明や
「こういう点がお客様にぴったりです」というメリットや
「あと○個残っています」という状況説明など、
いろんな要素を魅力的に伝えることによって訴求力が生まれます。

営業トークということですね。

しかし、
全く買う気が無い相手にいくら営業トークを並べても
まず間違いなく成約には至りませんよね。

むしろ、「営業をかけられている…」という
マイナスの印象すら持たれてしまうかもしれません。

これは、力がゼロの相手に
こちらの力だけがかかってバランスしていないからです。

また、買う気が無くはないけどそれほどでもない、
意欲が弱くて後ずさりしている相手に
どんどん推していくのもダメです。

相手の意欲に対して、
こちらの推しの力が強すぎてバランスしないですね。

こういった感覚がつかめてくると、
こちら側の推しの力加減がコントロールできるようになってきます。

逆もしかりで、
意欲が満ちて前のめりになってきている相手に対して
全く推さないというのもダメです。

相手の意欲に対して、
こちらの力が弱すぎてバランスしないんですね。

こんなふうに、営業をする時に
お互いのバランスを感じてつかむことができれば
適度な力加減をみつけることができるようになります。

相手の意欲の力加減に応じて
適度な推しの力で訴求していく
ということですね。

非常に感覚的な話ですが、
この力のバランスを感じ取ることができれば
営業がやりやすくなると思います。

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