経営者の最高のモチベーションは社会貢献だよ

マーケティングの考え方

以前に誰かが言っていたフレーズをよく覚えています。

「経営者の最高のモチベーションは、社会貢献だよ」

昔会った経営者の方が言っていたのだとうっすら記憶していますが、
おそらく僕自身が起業する前に会った人だったと思います。

その時は「へぇーそうなんだ」くらいにしか
聞いていなかったと思うのですが、
なぜかこのフレーズは頭に残っていました。

そして、ようやくこの意味が「なるほど」と
わかるようになってきたような気がしています。

 *

社会貢献につながっているということは、
自分がやっている事業が
社会の足りない部分や問題点・課題を解決している
ということになります。

自分が取り扱っている商品やサービスが必要とされて、
世の中の課題解決につながっているということですね。

経営者として、これはやっぱりうれしいことです。

売上があがったり儲かったりすることももちろんうれしいですが、
それが困っている人の助けになったり
世間の足りない部分を補って必要とされるのであれば、
モチベーションになるのは間違いありません。

起業して自分で経営をやっていると、
それがものすごくよくわかるようになってきました。

「お客様にありがとうと言われた時が一番うれしい」
というのも、これに近い感覚でしょうね。

そしてこの考え方や感覚は、
商品開発の時にも頭に置いておきたい考え方だと思っています。

商品開発では売れる商品やサービスを作ることはもちろんですが、
社会貢献につながる商品やサービスを作るという考え方も
合わせて持っておくべきです。

取扱い商品を何にするか探している時なら、
「この商品は売れそうだから扱おう」とか
「このサービスは儲かりそうだから扱おう」という観点だけではなく、
「今こういうことで困っている人が多いから、それを助けるこのサービスを扱おう」
という発想で裏付けができるように取り組むのがいいですね。

そのほうがおそらく売りやすくもなるでしょうし
買い手にも理解してもらいやすくなるはず、
そしてモチベーション高く事業を続けることができます。

 *

経営の神様と言われるP・F・ドラッカーの本にも
「事業の目的は顧客の創造である」
と書かれています。

事業をする上で大切なのは商品を作ることではなく、
「顧客を作ること」だというわけです。

顧客とは、”あるもの”を求めて対価を払って手に入れようする人たち
ということになります。

もし起業したいけど何をするかはまだ決まっていないという段階であれば、
顧客が求める”あるもの”に当てはまるのはどんな商品か、どんなサービスか、
という発想で自分の商品やサービスを探すといいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました