他人に任せる時には程良く関与すること

起業の心得

僕は他人に仕事を任せることが、あまり得意ではありません。

だからということでも無いのですが、
過去、他人に任せたことで失敗したという経験があります。

後に経験値となったその時の失敗は、
他人に任せたことが失敗だったということではなく、
任せ方が良くなかったからだと考えています。

当時の僕は、
「任せている以上は、あれこれ口出ししないほうがいいだろう」
という考えがあったので、
ほぼノータッチで完全にお任せ状態になっていました。

後から振り返ってみると、
「あまりにも任せ過ぎだったんだな」
と反省をして経験値に変えています。

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会社をやっていると、内容やシーンは様々でしょうが
他人に何かを任せることがほとんどの会社で出てくると思います。

一人会社であればほとんど無いかもしれませんが、
例えば会計処理を税理士さんなどに依頼することなんかも
「他人に任せること」に当てはまりますよね。

特に事業を年々拡大していたり、
規模が年々大きくなっていったりしているような会社であれば、
社長一人でできることはほんとに限られてきますので、
社員さんをはじめ外部パートナーさんなど
他人に仕事を任せることはたくさん出てくるはずです。

そんな、他人に仕事を任せる時には、
「任せ方」に注意をしておくべきだと思います。

「任せ方のさじ加減」という表現のほうが適切かもしれません。

要は、任せ過ぎてもダメだし、関与し過ぎてもダメだということです。

上記の僕の例は、任せ過ぎに該当します。

ほぼノータッチで全く関与しない状況は、
言わば無関心の丸投げ状態ということになってしまいます。

他人に任せること自体はいいとしても、
最低限状況把握や進捗管理くらいはしておくべきだと思います。

任せ過ぎになると「任せたんだから、オレは知らねー」
というような心情になってしまう恐れがありますしね。

どんな時でもどんな内容であっても、
会社の一部である以上他人に任せたことについても
自分が主体性を持っておかなければなりません。

逆に、関与し過ぎるのも良いとは言えません。

管理しようとし過ぎるあまり、
手取り足取り何から何までああしろこうしろという指図は
任せられた側の人が気持ちよく仕事ができない可能性が考えられます。

また、組織が硬直化してしまうことも考えられますね。

もちろん相手の立ち位置や仕事の内容、
言い方・伝え方などの見極めは必要だと思いますが、
基本的には「目的・目標を伝えて手段は任せる」という形が
ベストなのではないかと思います。

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任せ過ぎでもダメだし、関与し過ぎてもダメ。

他人に何かを任せる時には、
程良く関与するバランス感覚が必要だと思います。

そのさじ加減が難しいんですけどね。

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