運が良い人は、運を“つかんで”いる

起業の心得

自分で経営をするようになると、
他の経営者の方と話をするのがとてもおもしろくなります。

規模の大小による違いはもちろんありますが、
企業のトップとして・自分が最終責任者として
の立ち位置からのものの見方や考え方など、
ある程度同じ目線から話をして聞くことができるようになります。

何年も事業を続けている経営者であれば話に深みもあって、
内容に関しても参考になるお話をいただくことができます。

そういう経営者の方にはできるだけ過去の経緯を聞くようにしているのですが、
特に起ち上げ段階のあたりでよく聞くフレーズがあります。

「運が良かったんだよ」

細かく数字でまとめてみると・・・
なんてことはしてないので何人とか何割とかの詳細はわかりませんが、
感覚的には結構な割合で聞いているように思います。

*

「成功するには、運も味方につけなければいけない」
というようなことも言われることがあるので、
後で振り返ってみると実際に「運が良かった」ということになるのかもしれません。

ただ、実際に「運が良かった」のだったとしても、
その「運」をしっかりつかんだのは、その人の実力だと思います。

「運」は実は、結構な確率でみんなの前に来ているんじゃないかと思っています。

それが目の前に現れることもあれば、遠く離れたところにあるのかもしれません。

目の前に来るか遠く離れたところに来るかは、
自分がそのことに取り組んでいるかどうかの違いだと思います。

例えば、タピオカブームが来ても
飲食業やスイーツ店などに自分が取り組んでいれば目の前に現れますし、
自分が取り組んでいなければ遠い世界の話になってしまいます。

そして、運が目の前に現れたとしても、
それをしっかりつかむことができる人もいれば
つかめずに逃してしまう人もいます。

目の前に来た運をつかめるかどうかの差は、
取り組み姿勢や熱量の差であるように感じます。

逆に言うと、
運が目の前に現れる経営者は事業に継続して取り組んでいるということ、
目の前に来た運をしっかりつかむ経営者は腹を括って事業に必死に取り組んでいるということ、

になります。

*

「運が良かったんだよ」と話してくれる経営者の方はだいたい笑いながら話してくれますが、
当時必死に取り組んだ結果としてあることなんだろうなー
と思うと、なんとも感慨深い気持ちになりますね。

ただ、自分はそんな邪念をもって事業に取り組むのではなく、
ほんとに「腹を括って、必死に」取り組めているかどうか
という部分を見直しておきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました