広告は、売れないものを売るためのものではない

マーケティングの考え方

ビジネスには、広告はつきものだと思います。

商品やサービスを販売するときに
「どういう広告を打とうか」
「どの媒体で広告を出すのがいいだろうか」
など、自然な流れで「広告をどうしようか」と考えていることでしょう。

ではその時、広告をどういうものだととらえていますか?

チラシとか、テレビとか、ネットとか、
そういうことではなく
「広告を打つ」ということをどういうことだととらえているでしょうか?

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広告は、「売れないものを売れるようにするためのもの」ではありません。

広告は、「売れるものをもっと売れるようにするためのもの」なんですね。

なので、なかなか売れないものを広告を打って売ろう、とするのは
正しい判断ではないということです。

「テスト的にどのくらいの需要と反応があるか世間に問うてみよう」
というテストマーケティング的な意味合いの広告であればいいと思いますが、

「売れないものをなんとかして売るために広告を打という」
というのは、広告の使い方が正しいとは言えません。

基本的には、売れるものをもっと売るために使うべきものだと思います。

なかなか売れないものは、広告を打つ前にまず売れるものにする必要があります。

それは商品開発や商品改良のフィールドの問題であって、
プロモーションやマーケティングの問題ではない可能性が高いのです。

売れないものを商品自体の改善をすることなく広告を打っても、
おそらく大して売れることは無いでしょう。

*

これはネット上のビジネスでも同じことです。

ネット広告が利便性や即効性などの点で有効だと言われていますが、
そもそもホームページや商材選定自体がお客様に価値のあるものになっているかどうか
という土台があってこそのものですので、

「ホームページや商材は適当に見繕ってネット広告を打てばOK」
なんていう考え方では決してうまくいくことはありません。

少なくとも長続きすることはないでしょう。

僕は、ホームページを作ったらすぐに広告を打つのではなく、
しばらく広告無しで問い合わせやお客様からの反応が得られるかどうか
を確認したほうがいいと思っています。

その結果「広告を打たなくても少しは反応が得られそうだ」
と判断したら、広告を打ち始める
という手順が良いと考えています。

広告を打つ前に、
まずはそれが売れるものであるかどうかの検証をし、
広告は売れるものをもっと売るために使うようにしましょう。

もしかすると時間がかかるかもしれませんが、
目先の利益だけに目がくらんでしまうようでは
長く経営を続けていくことは難しいことでしょう。

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