信用は細部に宿る

起業の心得

ビジネス、取引、受発注、契約。

仕事をする上で、信用はとても大切です。

信用があるからこそ仕事ができるという面もあり、
逆に信用がなければ何もすることができなくなります。

特に独立起業するなら、
会社を起ち上げるなら、
自分自身の個人の信用を築いていく必要があります。

信用を築くためには、
どういうことをすればいいでしょうか。

「約束を守る」
「時間を守る」
「言ったことに責任を持つ」
といったことは当然ですが、
もっと細かいところにも
信用を左右することになりかねない部分があります。

「身だしなみを整える」
「丁寧な言葉づかいをする」
「所作や立ち居振る舞い」
などなど。

意外と些細なことから信用にほころびが出てしまう
ということもあり得るので、
いろんなところに気を配っておくに越したことはありません。

*

そんな中でも僕が特に気を付けるようにしてきたことは、
「細かい文字を間違えない」ということです。

書面を作るときはもちろんそうですし、
普段のメールのやり取りにおける文面でも
結構気をつけながらやってきました。

誤字脱字や変換ミス・表現の言い回しなど、
特に、
対面することなく電話やメールのやり取りだけで
話を進めていくようなケースでは
非常に気にしながらやってきたものです。

中でも、相手の名前には特に注意してきました。

「タカ」の字が高なのか髙なのか、
「サイトウさん」は斎藤なのか齊藤なのか斉藤なのか、
「ワタナベさん」は渡辺なのか渡邊なのか渡邉なのか、
社名は前株なのか後株なのか有限なのか、
ひらがな表記なのかカタカナ表記なのか、
といったようなところです。

誰でも自分の名前を間違えられると
まずもって良い気はしないはずです。

社名でも、
自分が勤めている会社の社名であり
もし自分で考えて付けた社名であればなおさら、
間違えられると小さなものでも気になるはずです。

だからと言って
名前や社名の書き方を間違ったからといって
即信用ゼロなんていうことにはならないかもしれませんが、
繰り返し数を重ねることによって
じわじわと信用にほころびが出てくることは考えられます。

「この人、いつまで間違ってんだ?大丈夫か?」
という感じで。

また、小さな間違いが全く無かったとしても、
だからと言って
即信用してもらえるということにも
ならないと思います。

しかし、こちらもまた数を重ねることによって
確たる信用に変わっていく可能性はあると思います。

「この人はいつも間違いが無い人だ」
という感じで。

信用というものは基本的には
・得るには時間がかかり
・失うのは一瞬で
という傾向にあります。

しかしこういう細かいところに
普段から気を配っているかどうかで、
信用が堅固にも脆くもなるのではないでしょうか。

文面の文字の間違い、
特に相手の名前や社名には
今後も気を付けていくつもりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました