粘り強く「続けること」が成功へのプロセスになる

起業の心得

これはサラリーマンでも同じことなんですが、
独立すると特に
「続けること」や「継続すること」
をキーワードとして意識することが多くなった気がします。

まず、会社経営自体が「継続すること」に意義があります。

私が考える会社の目的は、
「存続して繁栄し続けること」
だと思っています。

これは決して独りよがりな自己中心的考え方ではなくて、
会社が存続しなければ
お客様に継続的に安定したサービスの提供ができないし、
安定した雇用を生み出すこともできません。

よく言われる
「会社を作るのは簡単だ。会社を存続していくのが難しいんだ。」
というのはほんとにその通りで、
独立すると毎日そのことに頭を使うことになると思います。

*

商品・サービスを作る時にも、作ってから販売する時にも、
粘り強く「続けること」が大切になります。

商品開発の場面を考えると、
すんなり出来上がればいいですが
ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返して
うまくいかなかったらやり方を変えてもう一度やってみて、
粘り強く続けることによっていい商品が生まれるということが多いでしょう。

販売する場面を考えても、
すぐにバンバン売れればいいですが、
なかなか売れない時にも魅せ方や売り方を変えて
何度も挑戦することによってようやく売れるようになるということが多いでしょう。

続けることができるかどうかが、
経営を大きく左右するといっても過言ではありません。

しかし、この「続けること」が意外と難しかったりもするんですね。

続けられない理由はいろいろあると思います。
・おもしろくない
・めんどくさい
・やる気がでない
・忙しい
・結果が出ない

などなど、挙げていくとどんどん出てくると思いますが、
大まかに分類すると2つに分けることができると私は考えています。

その2つは、
1.そもそもやる気がなかった
2.モチベーションが維持できなくなった
です。

「そもそもやる気がなかった」方は着手する段階での問題なので、
取り組むべきことの選択が正しくなかったということになります。

なので、きっかけは何でもいいと思いますが、
やっぱり「やりたいことをやる」のが一番いいですね。

「モチベーションが維持できなくなった」方は、
やり始めた時はワクワクしてやり始めたはずですが、
時間とともに熱が冷めてきてしまうケースですね。

このケースに陥る人で比較的多いと感じるのは、
効率性を求めるタイプの人です。

何をするにも効率的に取り組もうとするタイプで、
こういう人は初めて取り組むことに対しても効率性を求めてしまいがちです。

そうなると、最初のほんの短い期間で結果が出ない場合に
これはダメだと烙印を押してしまうことになります。

効率性に偏りすぎて、見切りが早くなってしまうんですね。

そうすると、
まだ土台すら出来上がっていない状況で見切ってしまうことにもなりかねないので、
成功する途中段階のものですら排除することになる可能性が考えられます。

これは結果が出ないスパイラルに陥ってしまう恐れがあるので、
気を付けたほうがいいと思いますね。

*

上手くいかないものをいつまでも続けるのも良くはないので
引き際や見極めはもちろん大事なのですが、
効率性に溺れて土台すら作れない状況が繰り返されるようなことにならないようには注意しましょう。

効率度外視で結果が出るまでやり続けることも、時には必要です。

「粘り強く続けること」
ここには成功へのプロセスが潜んでいることを頭に置いておきましょう。

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