高い目標設定が必ずしも良いというわけではない

起業の心得

「目標は高く設定しましょう」

どこかで一度くらいは聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。

何かに取り組むときに人から言われたことがあったり、
ノウハウやハウツーを提供している本やセミナーなんかでも
よく言われるフレーズではないかと思います。

高い目標を設定すること自体は特に悪いことではないのですが、
僕はこれが合う人と合わない人がいると思っています。

合う人にとっては良いことになるんですけど、
合わない人にとっては逆効果になってしまう可能性が考えられます。

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合う人と合わない人がいるというのは、
高い目標設定にもメリットとデメリットがあって、
合う人にはメリットが大きく作用し
合わない人にはデメリットのほうが大きく作用してしまうということです。

高い目標設定をすることのメリットとしては、
今現状でできることや持てる力の範囲を超えて取り組む必要が出てくるため
既成概念にとらわれない新しい発想や力を掘り起こすことができる、
というのが大きな部分になると思います。

それによって今まで気づかなかった自分の能力が開花することもあるので、
高い目標を提唱している人達はこの部分を重視しているのだと思われます。

逆にデメリットとしては、
目標が高すぎるとあまりに現実離れしすぎているように感じられて
すぐに形骸化してしまいかねないという部分です。

こうなってしまうと、ただ空虚に中身のない目標だけが掲げられて
モチベーションにつながらなくなってしまいます。

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僕はどちらも理解できるのですが、
合う人・合わない人はその人の性格によるんだろうなと感じています。

合う人は、行動力が非常に強い人。

合わない人は、責任感が非常に強い人。

どちらも大事な要素なのですが、
性格によったり得手不得手があったり、
双方の要素に人それぞれ強弱はありますよね。

行動力が非常に強い人は、高い目標を設定することで
様々な方法をどんどん試して取り組んでいくことができますので、
メリットの方を多く享受することができます。

責任感が非常に強い人は、高い目標を設定すると
それを達成する責任感のほうが強く作用してしまって
デメリットの方を大きく受けてしまうことになります。

責任感が非常に強い人には、
高い目標をバンッと設定するよりも微増の目標を継続的に積み重ねていくほうが
合っていると思います。

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なので、一概に高い目標を設定することが良いというわけではなく、
それが合う人と合わない人がいるということは知っておくといいですね。

目標設定は自分に合ったもので、
自分の推進力になればそれでいいわけですから。

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