「やめといたほうがいい」と言われたら、相手を確認しよう

起業の心得

「目標や夢は、紙に書いたり人に言ったほうが実現しやすい」

こんなことをどこかで聞いたことがあるかもしれません。

自己啓発系の本とかセミナーとかで、よく見たり聞いたりすることがありますね。

まあ確かにそうかなぁと思う部分はあります。

おそらく、退路を断つとか、腹を括るとか、
自分を鼓舞するための手法みたいな使われ方が多いように感じます。

「独立・起業する」ことも、目標や夢に据えられるケースは多いでしょうし、
実際に目標や夢として持っている人も少なくないことでしょう。

そうすると、「独立・起業する」ことも、
紙に書いたり人に言ったりしたほうがいいということになりますね。

しかし、どうでしょう。

「独立・起業する」と公言すると、
周りから「やめといたほうがいい」という声が聞こえてくるかもしれません。

いや、実際のところ、結構言われると思います。

起業した人の中でも、「結構言われたね」という人はかなりの確率でいるんじゃないでしょうか。

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誰かに「独立起業なんかは、やめといたほうがいい」と言われたとき、
そんなこと全く気にせずどんどん準備に動いていく人もいれば、
どうしても気になってしまっていろいろ考え込んでしまう人もいることでしょう。

性格的な面に寄るところが大きいでしょうね。

けど、基本的にこういう時は、言われた相手によって受け止め方を変えるといいと思います。

相手の分類は2種類です。

起業したことがある人か、起業したことがない人か。

つまり、経験談なのか否かということです。

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言われた相手が起業したことがある人なら、
なぜ「やめといたほうがいい」と思うのかを聞いておくようにしましょう。

おそらく、その人自身が起業をしたけれどもうまくいかなかったとか、
何かしらのマイナスイメージを持っているのでしょう。

もしもそれが失敗談として聞けたなら、ラッキーです。

反面教師にするも良し、
分析して「自分ならどうする」とか「こうすればいいんじゃないか」とかのケーススタディにするも良し、
自分にとって何かしら有益な情報になり得る可能性が高いと考えられます。

相手の気分を損ねることがないようには配慮しつつ、
できる限り具体的に聞いておいたほうがいいですね。

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言われた相手が起業したことが無い人だったら、
あまり気にしなくてもいいでしょう。

「あぁ、こういう意見もあるんだなぁ」くらいの、
考え方の多様性を目の当たりにした程度の捉え方でいいと思います。

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人の意見を聞くことは大切ですし無駄な意見はほとんど無いと思っていますが、
聞いた意見の『捉え方』を変えることは、悪いことではないと思います。

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