「起業したいけど、何をするかはまだ決まっていない」
「起業したいけど、”これをやりたい”というのはまだない」
こういう状態の人は、思っていたよりも多くいるみたいです。
そしてこんな状態でいると、
「順序がおかしい」とか「そんなんじゃあダメだ」とか
いろいろ言われることも多いのではないでしょうか。
たしかに起業はあくまで手段であって、
やりたいことを実現するために最善の方法が起業することだ
というのが一番スマートだとは思います。
で、そのほうがスムーズに事を進めていくことができる可能性も高いと思います。
だからと言って、
冒頭のような状態の人も「それがダメだ」ということではないので安心してください。
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これは、やりたいことをやる『きっかけ』の違いにすぎません。
実は僕も、起業をするに至った最初のきっかけは、
「社長をやってみたい」と想ったことでした。
サラリーマンとして働いて1年ほど経ったときに、
「このまま生涯こんなふうに働いて、おもしろい人生になるだろうか」
と自問するようになったんですね。
そこで、
「自分で会社をつくったらおもしろそうだな」
「社長をやったらおもしろそうだな」
と考えるようになり、それが最初のきっかけということになりました。
そこから「どんな会社にしよう」「どんな商材を扱おう」と考え続け、
実際に今扱っている商材を見つけて起業するまでは7~8年要することになります。
つまり、「起業したい」と想ってから今の商材にたどり着くまで7~8年かかったということです。
その間、まさに
「起業したいけど、何をするかはまだ決まっていない」
「起業したいけど、”これをやりたい”というのはまだない」
という状態が続いていました。
ただ、ずっと本気で起業したいと想っていたし、その想いが途切れるようなことはありませんでした。
そして、ずっと商材を本気で探し続けていました。
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起業したいという想いが先行して商材がまだ見つかっていないとしても、
それは大した問題にはなりません。
その想いが本当に強いもので、その想いを持ち続けることができるのであれば、
粘り強く商材を探し続けましょう。
本気で探し続けていれば、必ず見つかるはずです。
そしてようやく見つけたその時には、トントン拍子で事が進んでいくことになるでしょう。
たとえすぐには見つからなかったとしても、
決して妥協することの無いよう、
自分が心の底から欲しいと思える商材を探し続けましょう。
世の中が何に困っているのか、
周りの人が何を欲しがっているのか、
自分が不自由に感じることは何か、
といった視点で根気よく探し続けることが
夢の実現につながるはずです。
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