知らないと素直に言えることが成長につながる

起業の心得

年を経るごとに、
人と話をしていて知らないことが出てくる
頻度が高くなっていくように感じています。

それはいろんな要素があるとは思うのですが、
大きくは周りに自分と違う属性の人が増えてくるとか
自分が経験したことが無い環境に置かれることが増えるとか、
いうような影響があるんだと思います。

学生の頃は、大体は数年間同じ学校の中で
同じ教育を受けている同級生達と一緒に過ごすので、
周りにいる人も大体同じ属性だし
知識や経験値も大きくは変わらないでしょう。

趣味趣向の違いはあるでしょうけどね。

それが社会に出ると、
年齢も違えばこれまでの生活環境も様々で
今現在置かれれている環境もまちまちという人たちが
周囲にたくさん溢れているので、
そういう人たちと話をする機会があれば
それはまあ知らないこともたくさん出てきますよね。

まずは、
自分とは異なる属性の人たちの中に飛び込むこと自体が
自らの成長につながる可能性があることは間違いないと思います。

さらにそこで、
わからないことを「わからない」
知らないことを「知らない」
と素直に言えることが、成長の源泉になります。

 *

人による部分はあるでしょうし性格にもよりますが、
社会に出ると「知らない」と素直に言えないことが
意外とあるものです。

自分は優秀だと思われたいあまりに
見栄を張ったり背伸びをして承認欲求の方が勝ってしまったり、
知らないことを恥ずかしく感じて
その場をなんとなくやり過ごしてしまったり、
という心理が働くことは考えられますね。

年齢を重ねるとますます拍車がかかるでしょうし、
独立・起業して社長をやるとやり始めは特に
その傾向が顕著に出てしまいがちなのではないでしょうか。

けど、そこで「わからない」「知らない」と言えないことが
自身の成長を阻害してしまうことになります。

見栄を張ってわかったフリをすると、
せっかくの知るチャンスを失うことになってしまいます。

ここで「知らない」と素直に言うことができれば、
もしかするとその場で教えてもらえるかもしれないし、
そうでなくても後で自分で調べる時の材料になる
キーワードやヒントが拾えるかもしれません。

こういうチャンスを一つずつ拾っていくことが、
数年後の自分に大きな成長をもたらしてくれることになります。

 *

自己成長の第一歩は、
自分が「わからない」こと「知らない」ことを認めることです。

それを謙虚に受け入れることによって、
わからないことがわかるようになり、
知らないことが知っているに変わります。

その積み重ねが、自分の成長につながるわけですね。

もちろん、「わからないんだから仕方ないじゃないか!」
のような投げやりな態度をとるのは論外です。

わからないながらも、わかろうとする努力はしましょうね。

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