問題が発生したときの対処で大事なことは、見極めと胆力

起業の心得

自分で事業をやっていて会社をやっていると
様々な問題に直面します。

些細な小さいことから、困惑するほど大きなことまで
様々なことが起こります。

もし大規模の会社であれば、規模が大きくなればなるほど
その数も種類も多くなることでしょう。

一人社長や小さい会社あれば比較的数は多くはないでしょうが、
ほぼすべて自分で対処しなければならないという点では
結構なリスクであり負担になると思います。

そんな問題に直面し対処する時には、
自分で努力してなんとか出来ることと
何をしたところでどうしようもないこととの
見極めが大事になります。

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問題が発生するとなかなか平常心でいるのが難しくなります。

特に大きな問題に直面すると、
冷静を保つことが難しくなるものです。

こういう時はまず、逃げの心を打ち消して
正面から向き合う覚悟を持つことが先決です。

どうしても「苦しい状況から早く逃れたい」という
自分の中の弱い面が顔を出してくる可能性が考えられますが、
自分で事業をやる、会社をやる、社長をやる
と決めてやっている以上こういうリスクは付きものだ
と腹をくくって正面から向き合いましょう。

そして、自分が出来ることは
すべて手を打って対処をすすめていきます。

ただ、出来ることをすべてやったとしても
事態が収束するとは限りません。

それで終わりならさして気を揉むことも少ないでしょうが、
むしろやることはやったけどどうなるか分からない
といった状況になるほうがケースとしては多いと思います。

そんな時のどうなるかわからない要素は、
おそらく自分ではどうにも出来ない事でしょう。

自分ではどうにもできないからこそ、
心が落ち着かずに気を揉み続けることになってしまうんだと思います。

これが一番しんどいですよね。

 *

でも、自分ではどうすることもできないんだから、
なんとかしようとしてもなんともならないわけです。

ここで気を揉んでも落ち着かないだけですから、
「出来ることはすべてやったんだ」
「打てる手は全部打ったんだ」
と言い聞かせてどっしりと次の進展を待つ
という心づもりができればそれでいいと思います。

そして自分で出来る事が何か出てくればまた対処する、
どうすることできない状況になったら次の進展を待つ、
という繰り返しが問題解決の対処法になります。

これができるのは
自分で出来る事とどうしようもない事の見極めと
たぶん、胆力だと思います。

自分で出来ることに全力を注いで後は天命を待つ、
という胆力も社長には必要になるということなんでしょうね。

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